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新境地・心にも自然治癒の力が備わってますよ
2009.8.27
これより私は、心にも身体同様、自然治癒の力があることについて述べてみたい。
退院してしみじみ思うに、
私は入院中、何度もくじけそうになった。
どちらかといえば、負けん気の強い、仕事でも降参しない強気のおやじであったが、大きな挫折感、自信喪失を味わい、ギブアップ寸前までの境地に陥った。
不眠に悩まされ、訓練にも悪影響した。
弱い人間であることを思い知った。
涙もろくなり、女々しく一人男泣きした。
打ちのめされた自分にさらに呆然となった。
それほどつらいのが卒中である殺虫である。
大いに泣いてもいいと思う
入院していると自分をじっくりと見直す時間が与えられる。
家族や知人からの励ましに心が癒されることも多々あった。
心にも自然治癒の力があることを知ったような気がする
幸いなことに私は
周囲からのたくさんのやさしさに触れることができ、
その結果、人との絆の大切さに気づき、他へのやさしさを取り戻すことができた。
いつのまにか心の健康を保とうと、精神力の強化の必要性にも気づいていた。
絶望から希望へと。
絶望の中から必死で光を見出そうとあがいていたと思う。
卒中になればどんな人間でも落ち込みますよ。
でも、いつかは立ち直れます。いや立ち直りましょう。
救われないといけません。
そして、前よりずっとやさしくなっているすばらしい自分に気づくときがやってきますとも。
私はこの病気になってやっとやさしくなった自分に気づき、そのことに痛く安堵したものです。
人間って捨てたものじゃありません。
卒中のみなさん。いっしょにがんばりましょう。
心にも自然治癒の力が備わってますよ。
心って、救われよう、救われようとするものなんですね。
私は心身ともに健やかに100才まで生きます。
妻と共に、友と共に、
卒中と闘う友に捧ぐ
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