介護現場
私の入院している病院には大勢の若い介護士さんが懸命に働いている。
正確には「介護福祉士」である。1987年(昭和62年)の社会福祉士及び介護福祉士法により誕生した職業らしい。
私が病院で命と健康を維持しているのは介護士さんのおかげなのだ。
若い方で20代前半。専門学校を卒業し、介護士の資格を取得して働いている。
中には30代の方もいる。
さまざまな職歴を持ち、介護現場に希望を求めて転職した方もいる。
医療関係の仕事は安定しているとはいえ、過酷な労働環境と低賃金ゆえに介護現場を去る方も多いと聞く。
この現状は日本の介護現場共通のものである。
先日、テレビで介護現場のドキュメントを放映していたが、 離職率はなんと四人に一人の割合と聞く。
高齢化社会ゆえにニーズは高まっているのに現状は厳しい。
政府は現状を重く受け止め、介護士の生活を保障すべきだ。
国内の雇用効果も生み出せよう。
外からの介護福祉士受け入れも話題とされたが、介護も食料同様自給が理想ではあるまいか。
何よりも多くの国民が安心して生活することができるのだ。
人間は誰しもいつかは老人となり、あるいは障害を有する可能性はあるのだ
私は農林水産業の分野にも国内の安定した雇用を創出すべきと考えている。
嗚呼、政治家みたいなことを論じてしまった。
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