脳卒中雑記帳
動かず、感覚のなくなった自分の左手のこと

2009年6月7日
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動かず、感覚のなくなった自分の左手を触って
「あっ。これは長女の手だ」とも
「これは長男の手だ」とも
あるいは「これは弟の手だ」と感じることがある。
昔引いた二人の子供たちや弟の幼いときの手の肌触りが酷似していることを実感している。
とても不思議だ。
そしてこの手こそ両親から授けられた大切な宝物なのだ。
分身そのものではないか。
そう思うと、現在、あまり役に立っていない左手が愛おしくてならないのだ。